episode-2


1.家族になって


	家族に迎えるにあたって、何をどうしたらいいのかが全くわからなかった
ので、まず本屋に行き、「ねこ」の飼い方の本を買いました。それから
    そこに紹介されている品物を揃えはしたのですが、唯一、トイレをどうや
    って教えれば良いのか、主人と頭を抱えて悩んでいました。とりあえず
    いつでも使えるように、セットだけはしているのですが…。


すると、近くで「ゴソゴソ」と音がしたのでそちらに目をやると、「何と
にゃん太郎が自分でトイレに入って行った」。では、ありませんか。
    \(◎o◎)/!「え〜今、入ったよねぇ?」2人とも、びっくりして、目が
    点になってしまいました。しばらくすると、「にゃん太郎」は何事もなかっ
    たかの様に、外に出て来ました。急いでトイレの中を確認してみると、キチ
    ンと用を足しているではありませんか!にゃん太郎は、私達が教えるまでも
    無く、自分でトイレを覚えてしまったのです!



やさしいねこ 1


3年前のこと、テレビで某動物番組を見ていました。とても可哀想なお話で
私は、泣いてしまいました。いえ、泣くぐらいではなく、嗚咽「ヒクヒク」
言いながら見ていました。すると、にゃん太郎が、いかにも心配そうな顔で
「ニャ〜ン」と言って私の側に来ました。


そして、私の頬に付いている涙を「ペロッ」となめてくれたのです。
    \(~o~)/「もう、なんていい子なんだろうッ」と思いました。その後
 にゃん太郎は「抱き抱き」されたという事は、言うまでもありませんが、
    この事で、にゃん太郎がより一層いとおしくなりました。
    


やさしいねこ 2


ある時の事、主人とケンカになりました。売り言葉に買い言葉でなかなか
白熱した言い争いとなっていました。そしたら、それを見ていた「にゃん
    太郎が2人の丁度真ん中に来て、「ニャ〜ン」と鳴いたのでした。私達も
    それが何を言おうとしているのか、すぐに気づき、ケンカをする気が起き
    なくなりました。戦意喪失です。にゃん太郎も見かねたのでしょう。ケン
    カの仲裁をしてくれました。


       言葉が喋れないだけで、理解はできているのだと時々思い知らされます。
ありがとう。本当にやさしいねこです。m(__)m



クモ事件

    
    3年くらい前、祖母の家に用事があり、にゃん太郎も連れて行きました。
    田舎なので、いろんな虫もいます。すると私達がテレビを見ていたら、
    「にゃん太郎」が何かを発見したようでした。何かと見ていると、テレビ
の裏に「クモ」がいました。
    にゃん太郎は、興味津々で、顔をテレビの裏に突っ込んで、戦いを挑ん
でいました。しかし、もし食べでもしたら嫌だと思い、「にゃん太郎!」
と呼んで、止めさせようとしました。が、その私に呼ばれて隙を見せた
    瞬間に、「クモ」から刺されたみたいで、振り返ったら「鼻の下」の辺
りが膨れており、まるで「こぶとり爺さん」の様になっていました。(^。^)


    笑ったらいけないんだけど本人は、それが分からず、真顔にしていたのが、
とても可笑しかったです。


    しかし、考えてみれば、「毒」が入ったということで「これは、いけない」
    \(゜ロ\)(/ロ゜)/病院に連れて行こうかと思いました。でも、ここは
田舎。近くの動物病院でも、40分は、かかるのです。どうしようかと、
とても焦りました。(親バカでしょうか?)そうこうしているうちに腫れ
は引いたのですが、私が、あそこで引き止めなかったら、良かったのです。
にゃん太郎、あの時は、ごめんね。反省しています。



ダイビング事件          あれは、2年前でした。私が洗濯物を干していると、うちの「にゃん
太郎」に、似たネコが、横の家の塀を歩いていました。「姉妹とかな
ら似ているネコがいても不思議じゃないな」と思いました。でも、
「待てよ」と思い、何やら嫌な予感がし、急いで家中「にゃん太郎」
を探しました。どの部屋を探しても「にゃん太郎」が、いないのです。
もしやと思い、2階の寝室の窓を見ると、「にゃん太郎サイズ」に、
網戸が開けられていました。\(◎o◎)/!


    「エ〜〜〜?」すると、さっきの「にゃん太郎?」また、急いで外に探
しに行きました。すると、「にゃん太郎」と仲の悪いネコ「通称:チャ
トラー」(オス。たぶん野良?)を家の「にゃん太郎」(女の子)が追
いかけていたのでした。


「エ〜〜〜?なんで?」そういえば、ちょっと前に、「チャトラー」が
家の「にゃん太郎」を外から挑発していたのでした。「チャトラー」か
らすれば、「悔しかったら、ここまで来て見ろッ」て感じでしょうか。
「にゃん太郎」は、完全室内飼いですから。前から、仲が悪かったのは
知っていました。よく1階のリビングの窓越しに、言い争って、私が
「チャトラー」を追い払っていたのです。しかし、この時は違っていました。



    「にゃん太郎」も、その挑発に乗ってしまったのでしょう。網戸を開けて、
しかも、2階の窓から「ダイビング」して、「チャトラー」を追いに行っ
たのです。普段は、すごく、やさしくて、甘えん坊のネコですが、「チャ
トラー」だけは、許せないようです。


    なんで、女の子が男の子を追うのでしょうか?2匹の間には、恋愛感情は、
全くと言ってないようです。

しかし、「にゃん太郎」の気の強さは、誰に似たのでしょうか?
(注意:私じゃ、ありません)(いや、あなたです)←主人 書(笑)


    でも、そのネコが、目の前にいたのでした。私は「にゃん太郎!」っと
呼んで、争いをやめさせようとしました。その瞬間にゃん太郎は、こ
っちを向いたのですが、なんせ、ネコは足が速いので、あっという間
に2匹は、視界から消えました。私も追うのですが、塀を走っていく
ので、無理です。そして、また2匹が現れました。しかし、今度は、
「にゃん太郎」が「チャトラー」から追いかけられていました。私のせ
いで、形勢が逆転しまった様です。(__)


「にゃん太郎」が必死に逃げているのです。こっちに来るよう何度も呼
んでいるのですが、それどころではない様でした。また、姿が見えな
くなったので、近所を探し回りました。名前を呼びながら。しかし、
いくら探しても見つかりません。


1番心配なのは、「車」です。そういう、逃げ回っている時に、車にひ
かれたりしないか。あと、捕まって「傷だらけになっていたら、どうし
ようか」と、もう1つは「妊娠」です。私も、必死に探し回りました。



    すると近所の子供たちが「どうしたんですか?」と言って来て、一緒に
探してくれました。でも、それでも見つかりませんでした。そうこうし
ているうちに、主人が仕事から帰ってきました。


    今までの経緯を話して、2人で探しました。だいぶ探した所で、「自分
で家に帰ってくるのではないか」と考え、少し家で待つことにしました。
その間も「にゃん太郎」の大好きな缶詰を玄関前に置いて、音がすると、
何度も玄関の方を見に行きました。外も暗くなって来て、一向に帰って
くる気配がないので、また探しに行きました。


懐中電灯を持って、家の裏の辻を探していました。すると、その家のセン
サーライトが光ったので、足を止め、「なんでかな?」と考えていたら、
そこに「にゃん太郎」が居たのでした。\(◎o◎)/!私は、名前を呼ん
で門の近くまで来た所で、「サッ」と手を出して、「にゃん太郎の手を
つかみました」ちょっと「痛いかな?」と思いましたが、ここで捕まえ
ないと、それこそ大変になると思い引っ張りました。こうして、なんと
か「にゃん太郎は無事に保護」されたのでした。ホッ(^。^)


家に連れて帰って、「にゃん太郎」がケガとかしていないか、体を調べて
みると、なんと\(◎o◎)/!かすり傷1つ負っていなかったのです。
みんな、安心しました。(^_^)v。後は、「妊娠」の問題でしたが、それも
大丈夫でした。


今回の教訓として「網戸は開けられる」でした。次の日、急いで「補助錠」
を買いに行って、「網戸」に取り付けしました。あの後、にゃん太郎が2階
から降りたであろうという所を見たら、杉木の根木に、「凹んだ所」があり
ました。土が盛ってあって、柔らかそうな所でした。よくそこに降りたもの
だと思いましたが、「よくぞ、無事でいてくれた」それに尽きました。